ポジティブ成人オタクの挑戦

25歳オタク女の思ったことやったことの記録。つきぬけてポジディブ。でも過去の記事は怖くて見れない。

ツシマネタバレ有感想

こんばんは!ツシマグッズを求めてアメリカアマゾンやらアマゾンUKやらよくわからんサイトやらを利用し始めました。

メールボックスが英語だらけだぜ!読めねえ!ハローエヴリワン?

ビニールプールに足を突っ込んだつもりが実はマリアナ海溝だったみたいなやばさです、ツシマ。おのれわしを愚弄する気か!()

 

今回はネタバレあり感想です。クリア済みだったりネタバレに抵抗無かったり、ゲームやる予定のない人だけ見てね。

でもゲームやる予定あるならネタバレ見ない方が本当に楽しいよ

じゃあなぜ書くって感情を吐き出さないと何も受け入れられないんだ今………

この間の記事である程度熱を落ち着かせたと思ったけどあれ煮詰めただけだったわ

 

ラストまでクリアしました。最高の、神のゲームだった。

 

うちの仁くんは、泣きながら伯父上を殺しました。生きたかったから。

冥人は、決して間違ってばかりではなかったから。まだ対馬は救われてない、守りたい、生きたいと思った仁くんは、冥人じゃなくて、人間だった。

 

最後に伯父上に会ってから、私がもうずっと泣いてた。

彼が死ぬことを受け入れていたから。あの時の彼は紛れもなく侍だった。

 

いや推しが死ぬのはきついって本当!

こちとらたかと影()のことで枯れるほど泣いたんだぞ。

推し抜きにしても、散々彼が命をすり減らしてたくさんの民を救うところを見てきて、こんな結末はおかしい、あってほしくないと、本気で思った。

 

何が辛いって、やり方はともかく、仁くんも伯父上も間違ってなんかいないわけ。

どちらも、対馬を守りたいと思ったことは一緒。

私は神視点として、仁くんが冥人に堕ちてまで戦ったから蒙古に勝てたと思ってはいるけど、そんなことあの時の彼らに分かるはずもない。もしかしたら伯父上に従って誉れ高き戦いをしていても勝てたかもしれない。

それでもあの場で、正攻法では勝てない、なんとかしてでも対馬の民を守りたいと思った仁くんは、そのあまりにも優しく美しい心から、冥人になってしまった。

こんなの伯父上も、仁くんも悪くないじゃん

 

まあなんていうかね、仁くん死ぬとかまじで嫌だと思ってました。推しだし。

最後の選択肢、なんて辛いのか。そもそも親子同然だった伯父上なら、問答無用で生かしてあげそうな彼が、殺すという選択肢をとれることも辛い。

序盤の彼は、囚われの伯父を思っては、伯父上がいれば、伯父上がいればとよく口にしていたのに。

そんな彼が自分で道を選び、結果として伯父と道を違えてしまっても、最後まで貫き通した。

彼は、自分の心よりも民を守ることを優先し、伯父を殺した。彼はあまりにも優しすぎる。

 

もっともね、伯父上の気持ちもよくわかるから辛い。あの人にとっても、仁くんはかけがえのない息子で。

身内のいなくなった自分と同じような境遇の幼い甥。ちょっとやんちゃだけど素直で優しくて。そんなの可愛いに決まってる。

幼い頃からすでに冥人の素質のある仁くんを、全力で矯正するのも親として当たり前である。

伯父上は、これから長い時を生きていく彼に、苦しんでほしくないと思ったんだろう。彼に幸せになってほしかったんだろう。

 

現代人の私や、ゆなに命を助けられた仁くんからしたら、伯父上がゆなに罪を擦り付けようとするあたりはムッと思わされるものの、唯一無二の息子である仁くんと、全く知らない野盗なら、大体の親は息子を選んでしまうと思う。

それに、毒を使った仁くんが、野盗に唆されてでもいれば良かったのにとも思ったんだろうね

手塩にかけて育てた大切な息子が、人の道から反していく。そんなの伯父上も、そして仁くん自身も辛い。

だからこそ、これ以上彼が辛くならないよう、伯父上は自身の心を犠牲にして彼を裁こうとしたんだろう。

 

ただ、仁くんはそれはもう強かった。

対馬と、そこに住む大勢の人間を守りたかったから。伯父上とは背負っているものがまた違った。仁くんのそれは、己の心と、大切な家族の教えすら捨てて、無理矢理背負ったものだけれど。

それを、仁は途中で放棄することなんて出来ない。なぜって、優しいからだ。むしろもう、その優しさだけで生きているのだろう。

冥人になったところで、使う武器は変わったところで、彼の根本は絶対に変わらない。

伯父上を殺した時、彼は泣いていた。

 

そもそも、うちの仁くんは伯父上を戦いの末に殺してしまったけれど、それは私と彼が、彼すなわち自分を守るために選択したのだと思う。(あの時感情がぐちゃぐちゃだった)

あの戦いは、それぞれの信じる道のぶつけ合いで。

仁くんは、大切な伯父の教えに背いてまで、自ら冥人の道を選んだ。そして、戻れなくなった。

それを、自分自身が間違っていると認めてしまったら、仁くんは壊れてしまうのかもしれない。

 

だから、私たちは伯父上を殺した。

 

どうしたら良かったんだろうね。殺されることが伯父上の望みではあったけど。

もし生かすのであればどういう気持ちになったんだろう。道は違えど方角は同じだとか?でも伯父上はそうは思わないだろうし、もう二度と仲間にはなれないだろうな。

仁くんは生かしてあげたかったのかなあ

 

次は生かすエンディングが見たい。

 

それにしてもエンディング後の真っ白な冥人の鎧があまりにも美しくて美しくて心臓飛び出るところだったよ。やっぱりブルベか!?ブルベ夏か!?

 

あのボロボロの小屋で、たくさんのてつはうを見ながら昔は太刀だけあれば良かったのになって呟く仁くんの声が、ああ、完全に冥人に堕ちてしまったんだなと思わされるんだけど、それもまた物凄く儚くて美しくて。

 

沼がちょっと深すぎるよ君…好きだ…

 

あのボロボロの小屋での話、全部めちゃくちゃよかった。そしてしんどかった。あの立派な御屋敷に住んでいた仁くんの新しい住処があれなの、結構辛いな。

あの…冬はあったかくしてね。

有り余ってる竹使って屋根埋めてね。もう500溜まったのに使い道ないしさ。シイ材もイチイ材もたくさんあるからね。屋根埋めてね。

罠に毛皮使わないでお布団とかに使ってね。ご飯ちゃんと食べてね。お酒ばっか飲んじゃダメですよ。

たまには温泉にゆっくり浸かってね。せっかくの温泉付き物件なんだから!

 

てか折り紙おる仁くんめっっっっっっっっちゃ可愛いんですけど。なぜ急に折り紙を。もう仁くん闇討やめて。

ただでさえ侍のあなたに正面から切られ、瀕死でうつ伏せになってるところを背中から冥人仁くんに刺されてるんですよ?

いい加減責任をとって頂きたい。でも幸せ。

 

 

冥人はさ、彼の心と、覚悟と、重責の尊き結晶で。世界に2つと存在してはならないもので。

それでも、彼が芯まで冥人に堕ちてしまったのなら、むしろ彼の心が少しでも救われればいいのにと思ってしまう。

あれは仕方がなかったと割り切れれば。

でも絶対無理なんだろうな。そういう人だろうから。

彼は冥人になっても、狙うのは民の敵だけ。やろうと思えば殺せたであろう志村城の武士は1人も殺さなかった。

それに、自らが作って盛った毒を食らい、血を吐きながら苦しみの末死んだ蒙古すら、彼は忘れないのだろう。

それでも、冥人に救われた人は私も含めて沢山いるはずで、冥人に食べ物を届けようとした人だっていた。まあそれは仁くんじゃなかったけども。

勿論、伯父上の言う通り、毒を扱う民も出てくれば、武士に歯向かう民だって出てくると思う。冥人を後ろから刺そうとする人間もいるかもしれない。それは仁くんにとっても苦しいと思う。(そう言う人は冥人がいなくてもそういう人だとも思うけど)

だからといって、あの時蒙古にやられていれば良かったかと言われたら、絶対に違う。

本土に来ていたらもっともっと大変なことになっていたし、食い止めてくれたことは決して間違いではない。

仁くんと伯父上、どっちが正しいなんて人である彼らには分からない。己が正しいと信じることしか出来ない。

 

せめて、冥人、いや、仁くんに助けられた人達の存在が、ほんの少しでも彼の救いになりますように。

犠牲も多かった。決して誉高き侍ではなかった。それでも、対馬対馬の民を思い、蒙古から救ったのは、境井仁であると思ってくれる人が増えますように。

 

(追記)現代は、毒も武器もどっさりあるけど、今のところ平和です。そう伝えられたらいいのにな。

 

そして、大切な伯父上に抵抗してまで生きたいと思った理由が、侍でもなく、冥人でもない、ただの人としての気持ちだったら。

境井仁は、紛れもなくただの人間で。

人間なら当たり前にある、死にたくない、生きたいと願う気持ちは、彼にだってあるだろう。

それでもきっと彼のことだから、対馬のために生きたいと思ったんだろうけど。

そうでなければ、優しい彼は己の所業を生きながらは受け止められないとも思う。

 

でも、ほんの少しでも、自らのために生きたいと思ってくれてたら、あなたを大好きな私としては、やっぱり嬉しいです。

 

あなたのしたことは、人として許されないこともある。人の道に反していることもある。

それでも、救われた人も大勢いることは、紛れもなく事実。

少しだけでも、幸せになってくれたら。

美味しいご飯やお酒、暖かい寝床。

その身と心を削って戦ってくれた対馬の英雄に、一瞬でも安息の時が訪れますように。

あなたが生きていて良かったと思える日が来ますように。

あなたに生きる元気を貰った私は、そう願っています。

 

 

 

そういや仁くん推しとしてめちゃくちゃ気になるんだけど、ゆなと仁くんの恋愛はさなくない?(急)

 

ええいうるさあい!だって仁くんは私の理想の男なんだもん!かっこいいし!優しいし!家族に手上げるやつ許さないし!風呂好きだし!とにかくね、なんだか分からんけどめちゃ好きなの。つまり同担拒否だーーーーーッッッ!!!!

 

いやでもね、仁くん推しだからというのを抜きにしても、仁くんはゆなの全てであったたかを、目の前で殺されて。しかも自身も捕まっていて何も出来なくて。

たかは、対馬の武士ですら1人で対峙できないであろう恐ろしい敵の大将を前に、境井仁のために、侍として戦った。

彼は鍛冶屋で戦い方も知らない。虫すら殺せず、生きるために逃げ出すことすら怖がるような男だったのに、己の信じるもののためにハーンに立ち向かった。

 

そんなたかにとって大切なゆなと恋愛などできるのだろうか

私なら出来ない。罪悪感で潰れ死ぬ。

あの時ついてくるたかを止めていれば、自分が竜三に油断しなければ、彼を守れていれば、って仁くんはずっと思い続けると思う。というか私が。自らの戒めとして。

ゆなは戦友で、気心の知れた仲ではあるけれど、それでもたかのことを思うと、仁くんがゆなに出来るのは助けになることくらいだと思う。

ゆなもずっとたかのことを思ってる。たかは自分の全てだったのに失って。そして仇もとって。ついに何もなくなった。

仁くんは助けようとしてくれるけど、仁くんが何をしてもたかはもう戻ってこない。

名高き冥人といえど、まだ生きている人を救うことしかできない。それなら、対馬でまだ苦しんでいる人を助けるべきなのは明白。

それがいかに素晴らしいことであっても、ゆなとしては、あまりにやるせない。

悪いのはハーンでも、皆が口々に噂する〝対馬の英雄〟冥人は、弟を守れなかったわけで。

 

戦があれば敵か味方かどちらかが死ぬことは理解していても、たかは初めて冥人である自分を称えてくれた人で。冥人が、仁くんの行いが、否定されるだけの存在ではないと命をかけて教えてくれた。仁くんにとっても、たかは大切な存在に違いない。

そもそもたかがいなければ、伯父上の救出は難しかっただろう。

 

だから、たかが殺された時、本当にショックだった。あのあとの戦いは、怒りに身を任せざるをえなかった。

ハーンを絶対に殺したいと思った。

そしてたかが残してくれた冥人の鎧。彼の憧れの詰まった鎧。

道具欄見る度泣きそうになるよ。たかありがとう。

あのね、これね、デザインが本当に最高。気が合うね。私はマントが好きなんだ

 

いやこのへんストーリー半端ないと思う。ほんっっっとに辛かったぞ〜!!!

 

もうあのさ舞台裏で皆でわちゃわちゃしてくれ。たかは「この生首、よく出来ていて怖いです」とか言ってさ

仁くんも「そうだな、門のところに飾るか」って笑って………

いやっもうフィクションで良かった。仁くんが存在しないのは私的にはめちゃくちゃに悲しいんだけど、苦しみながら冥人に堕ちる仁くんがいないのは、ちょっといいかもしれない。

ああでも複雑…()

君、笑顔が素敵だからさ。なんの屈託もなく笑ってほしいな。

 

 

初代の馬が死んでしまったのもめちゃくちゃ辛かった。

そもそもね、あれだけ頑張って島を這いずり回って民を救ってきた彼が、冥人だからと拘束され裁きを待つという状況があまりに辛かったんだけどね!?

毒は確かに人としてやってはいけないと思うけど、だからってこちらの人間が犬死するのも許せない。

まあ捕まってるのに笛吹いてるのはちょっと可愛かったけど。やっぱ君天然ボンボンだよね。

 

1代目の馬、影。呼べばすぐ来てくれるお利口さん。どこにでも連れてってくれる。

そして自分が矢を打たれても、逃亡する仁くんを、持てる力を全て振り絞ってかなり遠くまで連れてきてくれた。

ありがとう、影。ありがとう。

君のおかげで仁くんは生きています。

あのあと、口笛を鳴らせなくなったの、辛かったなあ。馬具も、つける相手がいなくてさ。

ちなみにこのへんでデラックス版にアプデしたので、2代目の子の名前を風にしました。

めちゃくちゃいい名前でしょ!そしてめちゃくちゃいい馬。

ただね、名付けた後に気づいたんだけど、「影」と「風」はね、音が似てるんだよね。

風に優しく声をかける仁くんが、あまりにも影に声をかける仁くんと似ているもので、自分で自分の首を閉めんじゃね〜〜〜ッてなった。アホだ。

ていうか馬に優しい声をかけまくる仁くん好きだ

 

仁くんの乳母、百合のお話も、すごくよかった。そして切なかった。

百合の話す仁くんの過去のお話、最高でした。ありがとう。ごちそうさま。

どんどん心が過去に向かっていく百合に対して、一言も否定せず、父親の正に成り代わって相槌をうつ仁くん、なんて優しいのか。

仁くんの優しさが本当に溢れ出ている話だった。「仁は果報者だ」という台詞が忘れられない。

百合の正への思いを、実りはしなくとも、他人に否定されず受け入れてもらえたことは、ずっと一人で秘めてきた百合にとって幸せなことだったと思いたい。彼やその息子を想えたことが、幸せだったと思ってくれてたらいいなあ。

 

 

仁くんは勿論現実に存在しないけど、蒙古のやり方は実際の方が酷かったらしい。(wiki調べ)

元寇は現実にあったことで、もし対馬の人達が負けていて本土に来ていたらと思うと、もしかしたら私も今ここにいなかったのかもしれない。無論、それ以外の要素もたくさんあるけど、数百年前に、あの綺麗な島で戦ってくれた人達がいたことを、忘れてはいけない。

今まであまり意識していなかったけど、歴史を学ぶことの大切さが身に染みる。

教科書で書かれているのは実際に起こったことはいえ、テストのために覚えなくてはいけないもので、どこかフィクションのようだった。

勿論ゴーストオブツシマも史実を元にしているとはいえほぼフィクションだ。

それでも、きっとあんな風に、恐怖や葛藤と戦っていた人がいたのだろう。

対馬を守りたいと、自らの心を犠牲にした境井仁のような人がいたのかもしれない。

ああ、いつか対馬に行って思いを馳せたい。

小茂田浜、今は綺麗なんだって、仁くん。

 

ていうかね、CMを見た時、冥人になるか武士になるか選べるかと思ってたんだけどね、全然そんなことなかったね。

だからこそ映画みたいな重厚なストーリーになれたんだろうけど。

 

そもそも気づけって話なんだけどさ。

タイトルが「ゴースト オブ ツシマ」でしょ。

最初からゴーストになること決定してる〜!(笑)

 

ああでも仁くんは人間だから、冥人という存在だけが、仁くんがいなくなったあとも、実態のないゴーストとして対馬にいるのかもしれない。

それは、花から作った毒を使う者として。夜を味方にし、闇討をする者として。幾つもの暗器を使うものとして。

 

そして、自らを犠牲にしてでも、対馬を守ろうとする者として。

 

それもそれで素敵だなあ。このゲームに出会えてよかった。ありがとうサッカーパンチ!